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Specimen Preparation 試験片加工

キグチに限界なし

次世代の試験片加工

近年のCAD/CAMシステムの進化により、複雑な試験片特有のNCプログラムもPC上で簡単に作成することが可能となりました。Nadcap AC7101/7やGEP1TF79などに記載のある加工条件もCAD/CAMシステムを使うことで、人による差異やプログラムミスも無くなり、安定した品質の試験片の加工プロセスを確立しています。

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プログラミング

ソリッドモデリング

キグチテクニクスでは、社内CADシステムを統合、図面ファイルは図面管理システムにより一元管理を行っています。そのデータは、互換性が非常に高く、数ステップでソリッドモデルの作成を可能にします。

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ノウハウのデジタル化

認定・認証の要求を満たした試験片特有の加工ノウハウが存在します。キグチテクニクスでは、このノウハウをデジタル化するデータベースの構築を進めています。
従来、機上中心でプログラム作成・テスト加工を行っていましたが、このシステムを使うことで、PC上でNCプログラム自動生成、加工シュミレーションを行うことでリードタイム短縮に繋がっています。

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稼働スケジュール

作業者は、いつでも、どこでも、機械稼働が手に取るように確認できます。保有するすべてのNC工作機械は、ポストプロセッサを準備しています。
エンジニアは、設備稼働に応じて、事前にシュミレーションしたNC加工プログラムをローカルネットワークを使い、転送をかけるだけで現場のオペレータへ渡すことができます。

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切削加工(旋盤による数値制御加工)

複合旋盤

複合旋盤は、NC旋盤が持つ旋盤機能とマシニングセンタが持つ切削加工を併せ持つ工作機械である。従来、旋盤加工やフライス加工は、別々の機械で、別々の工程で対応していました。
近年のCAD/CAMの進化により、加工工程の最適化、納期短縮、及び高い品質の維持に繋がっています。

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汎用旋盤

汎用旋盤は、人の手によりハンドルを回して材料を削る工作機械です。角材であったり、ゆがんだ材料であったりと、様々な材料を扱うキグチテクニクスでは、汎用旋盤を扱う作業者は高い技量レベルを有しています。
また、微小サイズの試験片のように、職人の卓越した感性を必要とする加工にも高い技術力で対応させていただきます。

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切削加工(マシニングセンタによる数値制御加工)

マシニングセンタ

マシニングセンタは、自動工具交換機能(ATC=Automatic Tool Changer )を備えており、中ぐり、フライス削り、穴あけ、ねじ立て、リーマ仕上げなどの加工を連続で行えるNC工作機です。
そのため、段取り替えの手間を省くことができ、無人化、省力化、及びコスト削減に繋がっています。

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機上測定

プローブは、マシニングセンタの主軸に装着する計測機器です。従来は別プログラムでプローブ計測をコントロールしていましたが、最先端のCAD/CAMシステム導入により、NCプログラム内でプローブコントロールが可能となりました。これにより、最短時間で高品質な試験片製作を可能にしています。

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こだわり

キグチテクニクスのマシニングセンタは、試験片加工や扱う材質に特化したカスタマイズ仕様です。認定・認証の要求を満たした加工方法や条件、あらゆる試験片形状に対応することができます。

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円筒研削加工

低応力研削加工

表面残留応力をコントロールする低応力研削加工技術は、重要な試験片加工技術です。
Nadcap AC7101/7(CodeZ1、Z2)をはじめ、様々な認定・認証をもつキグチテクニクスでは、同仕様の円筒研削盤を複数台保有し、数百本を超える依頼に対しても短納期で対応することができます。

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クラッシュ・グラインディング加工

一般的に、難削材、高硬度材、及び異形材などは刃物で加工することが非常に難しく、加工に時間を要します。キグチテクニクスでは、大型砥石を保有する円筒研削盤を専用に導入し、材料を研削加工することで難なく加工することができます。無人化、省力化が可能な設備なため、短納期に貢献しています。

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超精密マイクロプロファイル研削盤

キグチテクニクスでは、超精密なノッチ加工を行うため、デジタルマイクロスコープを搭載するマイクロプロファイル研削盤を複数台保有し、ミクロン単位の精度で加工が可能です。NC制御により砥石を成型、ドレス制御することで、微細なノッチを再現性高く加工でます。

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平面研削加工

平面研削加工

平面研削加工は、砥石を用いて試験片の平面を加工することを言います。この加工は、適切な試験片の平面度や平行度を作り出すために行い、試験結果に起因する要因を最小限に抑えることができます。

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軸方向研磨加工

自動研磨装置

軸方向研磨加工は、丸棒試験片に対して自動研磨装置を使用して実施する必要があります。Nadcap AC7101/7(CodeZ2)へは厳格にこの加工手法・手順が決められており、かつ定期的に表面残留応力測定を外部機関(ラウンドロビンプログラム)で実施することで、品質の安定化を図っています。

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表面検査

軸方向研磨加工した試験片は、20倍以上の拡大鏡を使用して試験評価部分を目視検査を行います。仕上げた表面は、円周キズやアンダーカット等があることで疲労強度が著しく低下するため、全数確認を行っています。

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放電加工

ワイヤ放電加工機

三菱電機メカトロニクスエンジニアリング製 ワイヤ放電加工機を複数台保有、高精度試験片加工から大型試験片加工までを行います。加工環境の温度管理、メーカーとの定期メンテナンス契約、及び大型巻ワイヤ仕様とすることで、長時間稼働に最適な環境を構築しています。

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形彫放電加工機

三菱電機メカトロニクスエンジニアリング製 形彫放電加工機を保有し、人工微細欠陥や複雑な治具加工を行います。ワイヤ放電加工機と組み合わせることで、精密な電極設計・製作を可能にしています。

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